9/16(木)Hills Breakfast vol.116の開催レポートが届きました。
もう一度視聴したい方も、見逃してしまった方も、ぜひチェックしてみてくださいね!
▼9月開催レポート
◎「やりたいことがない」は武器になる――永崎裕麻さん[3:48-]
学生時代からやりたいことがなく、就職活動も消去法で決めたという永崎さん。「一億円あったら何をする?」という同僚との雑談をきっかけに、世界一周旅行に興味を持ちました。「小さな興味の芽を大切に育てよう」と20年で100か国を巡った末、フィジー共和国への移住を決めます。現在は日本人留学生に語学や南の島のライフスタイル・文化を学ぶ場を提供。オンラインではコミュニティラボを主催しています。「幸せとは何か?」の答えの1つは、南の島にあるかもしれません。
◎クラシック音楽を「対話」の素材に――伊藤美歩さん[14:15-]
25年以上クラシック音楽の仕事に携わっている伊藤さんも、最初は嫌々ピアノを習っていました。しかし、中学3年生でテキサス州へ移住し、言葉や文化の違いから居場所を見失っていたところ、ピアノの演奏を通して少しずつ取り戻すことができた経験から、音楽の可能性を感じるようになったのだといいます。その後、音楽教育の違いや就職先の楽団の倒産など、シビアな現実を目の当たりにし、帰国後は若手演奏家の育成やクラシックを通した「対話」の見える化に挑戦しています。AI×クラシック音楽など、斬新な試みにも注目です。
◎ブレイクタイム:ARで体験!“お花の親子meetsロクロク星人” at 66プラザ [26:20-]
村上隆さんの彫刻作品《お花の親子》、その展示のフィナーレ企画を中継でご紹介!“お花の親子meets ロクロク星人”は、六本木ヒルズを訪れた《お花の親子》と辿り着いた星を幸せにするロクロク星人が出会うストーリーを体験できるAR作品です。66プラザに設置されたQRコードを読み取り、アプリをダウンロードすることでARや写真撮影をお楽しみいただけます。ARで《お花の親子》に降り注ぐロクロク星人は何人いるでしょうか?ぜひ映像でチェックしてみてください。(展示期間は終了しています)
◎5つの転換点から考えた、人生の価値観――山口翔さん[32:43-]
「明日やろうはバカやろう」が口癖だという山口さん。29歳の頃くも膜下出血で倒れたことを機に、未来からの逆算思考から「今この瞬間の積み重ねにしか未来はない」という考え方に変わったそうです。大病からの奇跡的な復帰を経て発見した、死生観を交えた人生スタイルには説得力が感じられます。数多くの事業開発に携わった経験と、何をやるかよりも何故やるかという次世代の働き方のお話も必聴です。
◎「世界を変えたい」幼少期の原体験が繋げた未来――山川咲さん[44:38-]
2歳からワゴンカーで暮らしながら旅をし、定住地では親の友達であるヒッピーやインディアンと接し大自然に囲まれた生活。山川さんが生まれ育った稀有な環境は、人によってはとても魅力的なものかもしれません。しかし山川さんは「自分は普通ではない」という不安感に悩まされ、正しくなりたいとの思いを抱え続けてきたと言います。その価値観が大きく変わったのがご自身の結婚。これまでのすべてが今の自分に繋がっていると気づき、「すべての人生は泣けるほど美しいと心の底から思えた」と涙ながらに語ってくださいました。
◎座談会 [55:30-]
それぞれの場所で自分の生き方を見つけた4名の登壇者。業界の違いや業種の違い以上に、日本社会を外側から見る視線や、死線を超えた経験など価値観の違いに興味が寄せられ、質問が飛び交いました。なかでも共通していたのが教育に関する課題。学生時代に音楽に興味を持てなかったという永崎さん・山口さんに対し、日米の芸術教育の違いが大きいと伊藤さん。山川さんの高専とのコラボの話も上がるなど、自分たちの生き方を考えながら未来を考える、次世代への繋がりを感じるトークでした。